
女性ホルモンはオオサカ堂!
こんにちは!
まるまるです
現在、少し所用で地方に来ており、ビジネスホテルに滞在しています。
こういう、いつもとは違う場所で一人静かに過ごしていると、普段は思い出さないような過去の記憶が、ふと蘇ってくることがあります。
ホテルというのは不思議な空間です。
鍵をかければ完全なプライベート空間でありながら、一歩外に出れば、あるいは私たちが不在の間には、清掃スタッフという他者が立ち入る特殊な場所。
その「プライベートとパブリックの境界線」のような特性が引き金になったのかもしれません。
今日はふと、就活時代に経験した、ある大きな失敗を思い出しました。
思い出すたびに今でも顔が熱くなるような、大変恥ずかしい記憶です。
今日はその、私の「やらかし」について、少し落ち着いて振り返ってみようと思います。
背景:私にとって欠かせない、日常の医療行為
本題に入る前に、前提として、少しだけ私の身体についてお話しさせてください。
すでにご存知の方も多いかと思いますが、私は戸籍上も女性で、性別適合手術(SRS)を終えています。
この手術を受けた後、私たちの身体には生涯続くことになる、ひとつの大切なケアが課されます。
手術によって形成された膣は、何もしなければ、人間の身体が本来持つ治癒力によって、元の状態に戻ろうと(つまり、狭くなったり塞がろうと)してしまうのです。
それを防ぎ、膣の機能と形状を維持するために、「ダイレーション」というケアが術後からずっと必要になります。
これは、専用の医療器具(ダイレーターと呼ばれる、様々なサイズや形の器具)を使用して行うもので、私にとっては毎日の歯磨きや入浴と同じ、あるいはそれ以上に大切な、生活に深く組み込まれた医療行為です。
これを怠ってしまうと、身体的な負担はもちろん、せっかく大きな決断をして受けた手術が意味のないものになりかねません。
そのため、私は今でも医師の指導に従い、定期的にこのケアを続けています。
具体的には術後3か月は毎日2回、一回1時間、今現在は寝るときに2日に1回ダイレーションをしています
慣れないインターンと、疲労による勘違い
話を戻します。
その出来事が起きたのは、修士1年の時。
ある企業の5日間のインターンシップに参加していた時のことでした。
会社が参加者のために用意してくれたビジネスホテルに、私一人で連泊していました。
慣れない土地、慣れない人々、そして初めての本格的な業務。
思った以上に神経をすり減らしていたようで、毎晩ホテルに戻る頃には、文字通り疲労困憊でした。
ですがダイレーションは2日に1回する必要があります。
そのホテルは、近頃よくある「エコ清掃プラン」が標準でした。
「清掃は3日に1度行います。それ以外の日はタオル交換のみです」という、あのシステムです。
私は元来、片付けがあまり得意ではありません。
むしろ「清掃が入らない日の方が、部屋を多少散らかしたまま出ても、誰にも見られないから気が楽だ」とさえ、不埒なことを考えていました。
そして、運命の事件当日。
恐らく、連日のインターンの疲れで頭が正常に回っていなかったのでしょう。
私はその日を、「清掃が入らない日」だと固く、何の疑いもなく信じ込んでいたのです。
朝の慌ただしさと、置き去りにされた「現実」
その日も、朝早くからインターンの予定が詰まっていました。
私は当時、夜寝ている間にダイレーションを行う習慣をつけていました。
そして朝、起床と同時にその器具を抜き、洗浄するというのが一連の流れです。
しかし、その朝はひどく慌ただしかった。
シャワーを浴び、急いでメイクをして、スーツに着替える。
その過程で、いつものルーティンである「器具の片付け」が、完全に意識から抜け落ちていました。
いいえ、正確には、意識の片隅にはあったのです。
ベッド脇のサイドテーブルに無造作に置かれた器具を見ながら、
「あ、これ片付けなきゃ。……でも、時間がない。まあいいか。どうせ今日は清掃も入らない日だし、帰ってきてからで」
と。
その軽い気持ちが、あのような結果を招くとは知らずに。
私は、使用後のダイレーター、使いかけのローション、その他のこまごまとした備品一式を、サイドテーブルの上に無防備なまま晒して、慌ただしく部屋を飛び出してしまったのです。
帰宅、そして静かなる衝撃
長い一日だったインターンを終え、「疲れた…」と心底思いながら、重い足取りでホテルの自室に戻りました。
カードキーをかざし、ドアを開ける。
そこで、まず明らかな異変に気づきました。
「……あれ?」
部屋が、やけに整然としている。
ベッドは完璧にメイキングされている。ゴミ箱も空になっている。
その瞬間、忘れていた朝の記憶と、清掃日の完全な勘違いが、パズルのピースがはまるように一気に繋がり、全身の血の気が引いていくのを感じました。
「まさか」
一番見たくなかった場所、ベッド脇のサイドテーブル。
恐る恐る、そこに目をやりました。
そこには、私が置き去りにしたはずの”すべて”が、

清掃員の方は、これを見て何を思ったのでしょうか。
日常ではまず目にすることのない医療器具(大人のおもちゃ)が、使用された痕跡も生々しく散乱している部屋を見て、どれほど困惑されたことか。
ただ恥ずかしいというだけでなく、見ず知らずの、日々真面目に働いていらっしゃる方に、迷惑と不快感を与えてしまったであろうことに、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
加えて、そのホテルはインターン先の会社が手配してくれたものです。
「もし、この出来事が『特異な客がいた』としてホテルから会社に報告されたら…」
そんな社会的な不安もよぎり、その夜は恥ずかしさと自己嫌悪で、なかなか寝付けませんでした。
まとめ:日常に潜む「うっかり」とその教訓
幸い、その一件が会社に伝わることもなく、インターンは無事に終了しました。
今となっては、こうしてブログに書ける程度の苦い笑い話ですが、当時は本気で冷や汗をかいた出来事です。
この経験から学んだ教訓は、言うまでもありません。
「使用した医療器具は、その場ですぐに片付けること」
「疲れている時ほど、思い込みをせず、確認を怠らないこと」
これに尽きます。
それが医療行為であれ、あるいは個人的な趣味の物品であれ、他人の目に不用意に触れさせるべきものではない。
あまりにも当たり前のことですが、疲労や「慣れ」は、その当たり前の感覚をいとも簡単に麻痺させてしまいます。
皆さんも、ホテルの部屋を出る前は、今一度、忘れ物や置きっぱなしにしているものがないか、確認することをお勧めします(笑)
私のような、思い出しただけで赤面してしまうような経験をしないためにも…。
また今度!
次のページでお会いしましょう!
まるまるでした
